UFJ問題はほぼ決着しましたな。高裁でUFJ、三菱東京との合併交渉が認められ、結果として合併がほぼ本決まりとなりました。

高裁ではいわゆるUFJ信託を住友信託が買い取ることを決めた「基本合意書」の法的拘束力は、「ある」という結論になりました。それは地裁と同じ結論なんですが、だからといって住友信託とUFJ信託が交渉を再開することは現実的には難しいとの理由から、UFJと三菱東京との交渉再開を認めるということでした。

つまり、法的には住友信託に分があるとしながらも、現実はUFJと三菱東京の合併に向けて動いてるんだからしょうがないじゃない、ということですな。

私は7月29日に書いたとおり、地裁の判断は正しかったと考えてます。結局はUFJと三菱東京の合併が実現するわけで、住友信託は被害者になってしまいました。

ただ、「基本合意書の法的拘束力がある」ということは認められたわけで、今回の件はM&Aのルール作りには一役買ったのではないでしょうか。今後、住友信託や花王のような被害者が出ないことを願っています。

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