イラン国内のイライラは…。
2004年2月1日http://www.sankei.co.jp/news/040201/0201kok070.htm
イランでは国会や大統領の上に、最高指導者ハメネイ氏を中心としたイスラム聖職者集団が君臨するという形で国が統治されています。軍や司法の権限は最高指導者が握っているため、議会や大統領ら改革派が何を決めようとも限界があるわけです。
ちなみに聖職者たちは保守派と言われ、イスラム法を遵守するという立場にいる人たち。アメリカに対して敵対的な態度をとっているのは彼ら保守派です。そして国民投票で選ばれている国会議員、大統領は、政治の民主化を訴えており、改革派といわれます。
保守派の統治に対して、国民は不満を募らせていると言われます。実際、選挙で改革派の政党が勝利し、大統領が改革派であることからもそのことは確かなのでしょう。
今回は次の総選挙で、憲法評議会(保守派が支配)が改革派と思われる人々の立候補を認めないとしたことで、大きな問題となりました。
こういうとき、保守派の中にも穏健派と強硬派が必ず存在します。今回は明らかに、保守派強硬派が主導権をとり、こうした事態になったのでしょう。さすがに保守派内でも、事態を収拾しようという動きが出てくるはずなのですが、思った以上に問題が長引いています。
イラン保守派内で、強硬派が強い影響力を持っていることの表れなのかもしれません。そうなると、国民の不満がどこに向かうのか…。イランの政治体制はかなり不安定であるといえるでしょうね。
イランでは国会や大統領の上に、最高指導者ハメネイ氏を中心としたイスラム聖職者集団が君臨するという形で国が統治されています。軍や司法の権限は最高指導者が握っているため、議会や大統領ら改革派が何を決めようとも限界があるわけです。
ちなみに聖職者たちは保守派と言われ、イスラム法を遵守するという立場にいる人たち。アメリカに対して敵対的な態度をとっているのは彼ら保守派です。そして国民投票で選ばれている国会議員、大統領は、政治の民主化を訴えており、改革派といわれます。
保守派の統治に対して、国民は不満を募らせていると言われます。実際、選挙で改革派の政党が勝利し、大統領が改革派であることからもそのことは確かなのでしょう。
今回は次の総選挙で、憲法評議会(保守派が支配)が改革派と思われる人々の立候補を認めないとしたことで、大きな問題となりました。
こういうとき、保守派の中にも穏健派と強硬派が必ず存在します。今回は明らかに、保守派強硬派が主導権をとり、こうした事態になったのでしょう。さすがに保守派内でも、事態を収拾しようという動きが出てくるはずなのですが、思った以上に問題が長引いています。
イラン保守派内で、強硬派が強い影響力を持っていることの表れなのかもしれません。そうなると、国民の不満がどこに向かうのか…。イランの政治体制はかなり不安定であるといえるでしょうね。
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